現在(色んな意味で)話題沸騰中の人気スポット・築地魚河岸市場の1年間及びその中で働く人々を追ったドキュメンタリー映画
冒頭のナレーションから「文化庁推選！」の太鼓判が押されていそうな雰囲気を醸し出してましたが、それも段々気にならなくなる位良かったですね。それもその筈、何が一番良いって登場する人々が1人残らず格好良いんです！！
築地魚河岸市場は主に、現場で獲った魚介類を市場に運ぶ方々と集まった品物を卸会社から買い自分の店舗で販売する人々(仲卸)。そして仲卸から品物を買い上げる買出し人(鮨職人など)、その他大勢で構成されている訳ですが、全員が全員プロとして食材に対して真剣に向き合っている様子が観てて惚れ惚れします
そして言葉によるコミュニケーションをとても重視している点も現代社会との対比になっていて考えさせられました。その上、取引の際には騙し騙されの真剣勝負を繰り広げているのに、根っこの部分ではお互いを信頼しているのも素晴らしい限り
そういう意味では『何者』の6人は築地市場で働く事が一番オススメでしょう……未視聴なので何とも言えませんが
難点を1つ挙げるなら『AMY』でも同じ事を述べましたが、やっぱりドキュメンタリー映画で110分は長いかな……観たのが早めの時間帯だったので睡魔が襲って来てシンドかった……
でも春夏秋冬の4パート毎に様変わりする市場の姿を見せてくれたのは凄く良かったですね。旬の魚が本当に美味しそうで、映し出される度にとても鮨が食べたくなりましたね〜
まあ観た後はラーメンを食べたんですけどね……
雑記:現在豊洲市場への移転問題が矢鱈取り坐されていますが、以前何処かのニュースで取り上げられた「豊洲市場は海水を垂れ流せない」という弱点が個人的には大問題な様な……
理由としては床が傷む為だからとの事ですが、だからと言って真水を使っちゃうとボウフラやハエが発生しちゃう。ナンバーワン且つオンリーワンを誇る築地市場としては大打撃でしょう。それに劇中で観た限り、築地市場の床って湿地帯かと思う位海水で濡れ濡れなので、やっぱり無理がある様な……
あ、盛り土問題はよく分からないのでパスで。最近ニュース全く見てないからやっばい……
