たつ

センチュリアンのたつのレビュー・感想・評価

センチュリアン(1972年製作の映画)
4.5
傑作。街のみんなに嫌われながらも治安を守る警察たち、街は守れるが自分自身や家庭は守れない。勤務の時間で家庭の時間を作れない、逮捕のために肉体は削れてく。

空き巣を捕まえ、虐待された赤んぼを助け、ゲイの性犯罪者をとっ捕まえる。バディ物だけどあまりにドライ。

こんなにも事件を抑えているのに治安は全然良くならない。虚無的な警察たちのドラマ、人を助けても自分の人生は助けられない。

なのに風俗嬢たちのコミカルな会話や、ゲイを捕まえるノリも笑えて面白い。
たつ

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