《不成立の会話と不条理な暴力。》
前々から気になっていた本作。
原作は一巻とかだけ読んだかもしれません。
それすらもほとんど覚えてなかったのでほぼほぼ新鮮に観てました。
いやぁ…なんでしょうね。
なんか言語化するのが凄く難しい感情になりました。
とにかくもう森田剛の映画です。
演技してるイメージなかったですが、いやなんかもうこのイメージいきなりついたから怖すぎる。
暴力に対して何の境界線も持たないキャラなんだなと。
登場から会話の一切噛み合わない感じが怖すぎた。
あ、こいつ会話でどうにかなるやつじゃない!と言う怖さ。
それでも後半になるに連れてキャラのバックボーンが描かれていくと、何とも言えない感じでした。
何かもうラストの方とかはどうしてこうなっちゃったんだろうと切なくなり泣きそうでした。
前半がかなりポップでムロツヨシ感で笑わせに来るんですが、映画の真ん中位からガラッと変わりました。
その変わった所でタイトルロール出て『え?今!?』と驚きましたが、確かにこの映画が始まったのはあの瞬間かもしれません。