キッチー

あるメイドの密かな欲望のキッチーのレビュー・感想・評価

あるメイドの密かな欲望(2015年製作の映画)
2.8
オクターブ・ミルボーの小説「小間使いの日記」を映画化したブノワ・ジャコ監督作品。今作以前にジャン・ルノワール(1946年、主演ポートレット・ゴダード)やルイス・ブリュレル(1964年、主演ジャンヌ・モロー)の監督作品があります。

ジャン・ルノワールの作品は以前観ているのですが、それと比べるとストーリーがちょっと物足りない感じでした。ラストもすっきりしていなかったので、盛り上がりに欠けるというか...

性的な描写は多いのですが、各キャラクターの設定もいまひとつで残念。主演のレア・セドゥも初めは気が強いプライドの高い女性のように見えましたが、途中からは周りに流されていくような役でいまひとつ主役なのに華がないような気がしました。
全体的にもやもやした感じで面白味に欠ける感じ...という訳でスコアは低めです。

でも、まだ観ていないルイス・ブリュレル版も観て3作品を比べてみたいと思いました。
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