猫そぎチャンスペロッテ

セルフレス/覚醒した記憶の猫そぎチャンスペロッテのレビュー・感想・評価

セルフレス/覚醒した記憶(2015年製作の映画)
3.5
SFの分野は、現実世界が秒単位で“覚醒”(技術発展)してしまうので、映画製作時からの時間経過は残念になるわけですが、
現実のIT長者たちの一番の興味は「宇宙」と「不死」のようなので、タイミング的に興味がありました
ただし、遺伝子操作で作る他人の肉体というのは、倫理的にハードルが高そうでありまして、(他人の肉体がこの映画の争点で、家族愛がこの映画のテーマであると思います)


映画は、大富豪の建築家ダミアン・ヘイル(ライアン・レイノルズ)は、余命半年と宣告されて、
天才科学者のオルブライトに、「優秀な頭脳を人類のために残したい。遺伝子操作で作った肉体にあなたの頭脳を転送しないか」ともちかけられる、
ラボでの手術の結果、若い肉体を得たダミアンは、新たな神経構造に適用するまで、拒否反応を押さえるために“抑制剤”を飲み続けなくてはならなかった

さらに深刻なことは、、、その肉体には「前の他の人の人生」、「前の他の人の家族の想い出(記憶)」がありました


ここからダミアンの葛藤と、自分ではなく、愛する者を守る闘いが始まります、

そして、なんとなく分かることは、セルフレス<SELF/LESS>が本来の人間があるべき姿なのだと思いました。

このアクションやらサスペンスに没入できて映画は、ホントに面白かった‼️

ただし映画を観ながら雑念を消さなければならなかった (バラスト)

新たな肉体が「ライアン・レイノルズ」であれば幾らでも金を出そうとか、記憶を置き換えた人間だらけになったら世界秩序はどうなるのだとか・・
(ホントニザツネンガオオイノデシタ)