ターセム・シンらしくないほどビジュアル面が普通なのには驚く。
これまでの作品には目を奪われるほどのインパクトがあったのにだ。
じゃあ物語の方に力を入れてるのかと思ったが、どうにも間延びして終わった感じが否めない。
合間合間にアクションを入れ込んでいるが、こちらも在り来たりなものばかり。
死期に近い老人が意識を若者にすり替えて蘇るという設定なのだから、もっと展開のさせ方があったはず。
いわゆる「ボーン~」的なやり方でも悪くないかもしれない。
いずれにせよアメリカ公開から1年も経っての公開なだけに、「デッドプール」の需要を見込んでのものだろう。
そのライアン・レイノルズは悪くないんだけどね。