監督マヤ・フォーブスの自伝的作品なので、エピソードが具体的で生々しい。
父は躁鬱病を発病し、仕事が出来ず、生活もままならなくなり入院。
母と暮らしていたが母が資格を取るために大学に通う事になり、寛解し退院した父と暮らす事になるのだが…
父役のマーク・ラファロのパンイチ姿はリアルハルク！
母役がゾーイ・サルダナなのでハルクとガモーラのカップルみたい…
子どもたち、特に姉は父をケアする役目も担う事になり、何やらかすかとハラハラするのはしんどそう。
子ども達の演技がとても良かった。
監督の子ども時代を演じているのが監督の娘さんとのこと。
そもそもヨーロッパ系の裕福な家庭に生まれた父と優秀で進歩的なアフリカ系の母の間には生活に対する考え方の違いが大きいのだと思う。
アフリカ系の母に見た目は白人の長女が自分の事をBlackかどうか尋ねるところとか、日本人としては理解は難しい所もあった。
紆余曲折ありながらも父母はそれぞれ違う方法で子どもたちに愛を伝えていると感じられて良かった。
