すごく良い話です。
躁鬱病の父親とその家族のお話。
父親は別居して治療に専念。
母と娘二人が一緒に暮らしていたが、母は中々良い仕事が見つからず、いわゆる貧困家庭状態。
これでは駄目だと母は思い切って大学院への進学を決意。学があれば給料の高い仕事に就ける。
そこで、夫に子育てを頼む。
やはり躁鬱病の人との生活は壮絶。
しょっちゅう問題が起きる。周りから白い目で見られたりも。
娘達も結構嫌気が差してお母さんに電話で泣きついたりともう辛い。
でも、何だかんだで娘達も成長していく。
お父さんもやらかしちゃうことも多いけど本当に真っ直ぐで良い人なんだよね。
それを理解してくれる人もたまにいる。
奥さんとのやり取りとか本当に切ない。お互いの愛が伝わってくる。
娘達も本当に良い子。切ない。
苦労は多いけど皆で乗り越えようとする。
父親役のマーク・ラファロがすごく良くて、独特のユーモア?を感じる。この人の演技のおかげで映画が深刻になりすぎない。
ゾディアックの刑事役やスポットライトの記者役やってる人で、個人的には好きな俳優さんです。
タイトルからして大したことない映画だろうと思う方も多いでしょうが、とてもしっかりとした、とても切ない心温まる映画です。