キレやすい性格のビリー。
くだらない喧嘩を買ったばかりに、大切なものを全て失ってしまう。
ゴキブリ達は、金にならないと分かるとあっという間に彼の周りから去っていく。
娘も傷付き、悩み、ビリーを避けるようになっていく。
そんな孤独なビリーに、押し付けがましくなく、そっとサポートするウィルズの存在感がすごくいい。
栄光、絶望、挫折、再生が、とてもバランスよく構成されている。
最後の試合の迫力には熱くなり、レイラ同様前のめりで、ハラハラと手に汗握りました。
結末は予測がついたかもしれませんが、そこまでの魅せ方が素晴らしかった。
ラストシーンもごちゃごちゃ演出せず、シンプルで良かった。
