えそじま

ウイークエンドのえそじまのレビュー・感想・評価

ウイークエンド(1967年製作の映画)
4.4
ある意味映画史上類を見ない圧巻のドリーショットから始まる残虐とイデオロギー、燃え上がる車体、野晒しの死体、目眩く狂ユーモア。『気狂いピエロ(1965年)』以降のゴダールは政治的主張に傾倒し過ぎていて苦手意識があったのだが、映像のスペクタクル性とバランスが取れていて面白い。

黄色い電話ボックスで多分繋がってないであろう受話器にラブソングを歌い続けるJPレオ。彼の奇行を見る度にドワネルにしか見えないというトリュフォーの呪いにかかってしまった。あの活発な小動物みたいな挙動がほんとウケる
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