ジョン

ウイークエンドのジョンのレビュー・感想・評価

ウイークエンド(1967年製作の映画)
4.2
なーんか圧倒されちゃったなあ…。食らった。良いとか悪いとか、好きとか嫌いとか、そういう物差しで測れない魅力があった。

何と言ってもあの渋滞のシーンに尽きる。車の列を主人公の車がどんどん追い抜いていくのを横スクロールで延々と撮っていくあのシーン。騒々しいクラクションの音が不快感と快感の間を行き来して、ゆら帝の『午前3時のファズギター』を思い出した。渋滞の列の中でキャッチボールしてる人がいたり、一台だけ(?)逆の方向向いてる車がいたり、遊び心があるのも良かった。

主人公たちが車を降りてから映画として失速した感があるし、最後の方全然意味が分からんかったけど、もう良いです。あの渋滞のシーンを観れただけで満足です。
ジョン

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