うまく社会に溶けこめない女の子とnerdな男の子の若くはない初々しくも不器用な恋、元い 生きる ものがたり。ぼろぼろの自尊心を抱えた生きづらいものたちの心に優しい風がふきぬける。ダサくて寂しくて可笑しくて愛おしい。
まずはだめだめな自分をみとめてからが、旅のはじまり。
「I'm a loser。」
「Doesn't matter。」
「今まで恋人はいたの?」
「3人」
「だれ?」
「サムともうひとりのサムとレイモンド。」
全然うまくない会話が愛おしい。けっしてばかにしているわけもなく、さまざまなひとすべてを愛しているような気がするんだ、このひと。
タイカワイティティのかくものがたりはとても好きだ。ミランダジュライのようで可笑しくて優しい。もっとかいてほしいかったな。