しゅう

コンフェッション 友の告白のしゅうのレビュー・感想・評価

3.8
かなり見応えのある映画だった。鑑賞後、考えれば考えるほどやるせなさの深みにハマっていく、なかなか引きずる映画。

私はどうも、男の子のこういうストーリーに弱い。子供の頃からの友情が、ボタンをかけ違えたように狂っていく。そして取り返しがつかないことが起きる。

子供の頃は、性格が違ったって気の合うもの同士無邪気に笑っていられたのに、大人になるにつれて、生き方や周りの人間、地位や収入など現実と向き合うことになる。変わっていく者、変わらない者。しかたのないことだけれど、悲劇を生むのは辛すぎる。

主演の3人の俳優の演技が素晴らしく切なくて、ラストが辛い。

各シーンを注意深く見ていないと色々な重要なポイントをスルーしてしまう。分かりやすい説明がないので、もう少し丁寧に観ていけば良かったと後悔した。
しゅう

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