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冷淡な美男子のsonozyのレビュー・感想・評価

冷淡な美男子(1957年製作の映画)
3.0
ジャック・ドゥミ監督の短篇2作目(かな?)
J・コクトーがエディット・ピアフのために書き下ろした一幕劇の映画化だそう。
オープニングは緞帳(イラスト)が上がり、エンディングで閉まります。

赤い壁が印象的なホテルの一室。
深緑のガウンをまとった女は、帰ってこない歳下の愛人エミールを待ち、知り合いに電話してみたり、彼の妹からの電話に彼は今バスルームよと嘘をついたり。

やっとエミールが帰ってくるが、彼は無言でコートとジャケットを脱ぎTシャツ姿で歯ブラシ&香水をかけると、ベッドに横になりタバコ&新聞を読み始める。

ここからラストまで女が一人エミールに対してしゃべくり続ける。
まったく無反応・無関心なままのエミールに『モヤさま』風に「しゃべれよ!」のツッコミ入れたくなりました。笑

チャラそうな浮気男だし別れりゃいいのにと思いますが、どうも深みにハマっているようで。。「私、待つわ。いつまでも待つわ。」状態。笑
そんな女の一人芝居でした。

MUBI
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