なすび

無頼の谷のなすびのレビュー・感想・評価

無頼の谷(1952年製作の映画)
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ボグダノヴィッチがラングにインタビューしたものをまとめた『映画監督に著作権はない』という本を読んだのでアメリカ時代のラング監督作品を見たくなり鑑賞

この撮影でマレーネディートリッヒとはあまりいい思い出がないらしい笑
そのせいか特に美しくも撮れてないし、かと言って鬼気迫る中年女みたいな感じにも振り切れておらず中途半端でボンヤリしたキャラクターになってた。

主人公の復讐劇だけど、途中コミカルなシーンも挟まれて楽しい
というか、主人公が主人公にしてはちょっと影薄い。ぶつ切りで見たせいもあってか最後まで顔覚えられなかった。フレンチーの方が影のあるハンサムでばっちり記憶に残ったなぁ。そんなフレンチーも寝取られ役にまわった後あんま活躍しない。登場シーンのかっこよさからもっと悪いやつとしてゾクゾクさせてくれるかと思ったよ

主題歌を西部劇に取り入れたのは自分が初めてだとラングが言ってたよ、ほんとかな?(自分が初めて、自分が発明したと言う人基本的に信用してない笑)(本当に最初かどうかという事実を疑ってしまうというより、最初なことを自慢してくるやつが嫌い笑)
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