fmofmojimo

これが私の人生設計のfmofmojimoのレビュー・感想・評価

これが私の人生設計(2014年製作の映画)
3.6
イタリアの過疎が進む山村で生まれたセレーナ。ブルーノは、1歳で家の絵を描く天才だった。世界各国の大学で建築学の博士号を取り、何か国語もの言語を堪能に話すセレーナは、ロンドンで数年建築士として複数の物件を掛け持ちしてバリバリ働いていたが、故郷イタリアが恋しくなり、建築業界では将来性がないとみんなに驚かれながらも帰国した。イタリアでは未だに建築業界は男社会で、セレーナはなかなか建築の仕事に就けず、インテリアショップやレストランを掛け持ちしてなんとか生活していた。ある公共事業コンペに応募した際、ちょっとした誤解からセレーナ・ブルーノは男だと勘違いされたまま、コンペに受かってしまった。セレーナはなんとか女であることを隠して工事受注まで乗り切ろうとする。

女だというだけで、有能な人材が表に出れていない社会に折り合いをつけて過ごすか、立ち向かうか。
むちゃくちゃな設定だけれども、これがイタリアなのかもしれないと思って笑える。
fmofmojimo

fmofmojimo