アイヒマン・ショー／歴史を写した男たちのHinakoMのレビュー・感想・評価

アウシュビッツ収容所移送の指揮をとったアドルフ·アイヒマンの裁判を放送し、ホロコーストの全貌を全世界が目の当たりにする…という感じの内容。
アイヒマンは見るに耐えない恐ろしい罪を犯したけど、人間は誰でも彼のようになりうる。人の肌の色、鼻の形、信仰する神の違いとか…そういった些細なことへの差別も同じだ、という強いメッセージ性もあった。
ただそれを実録として映画にしただけじゃなく、それを世界に映像として撮り、届ける人々の葛藤なども描かれていたし、色々な視点からみても面白い映画だった。