元ナチス親衛隊、アドルフ・アイヒマン裁判をテレビ中継した裏側を描く。
マーティン・フリーマン主演。
所々、実際の中継映像が引用される。
この演出は場面によっては効果的で、特に終盤、アイヒマンを内側を暴こうとするシーン等では当時の映像に惹き込まれる。
ただ、残念ながらそこ迄、当時の映像と映画の映像の画質や雰囲気を合わせるような事をしていないので、映像が継ぎ接ぎに感じてしまい、それがストーリー自体にも波及してしまうように感じた。
後は、やはりナチス残党の中継潰しやイスラエルとユダヤ人についての言及等、もう少し丁寧に描いて欲しいシーンがかなりあったのは残念。