ナチス親衛隊でユダヤ人大虐殺に関わった男アイヒマンの裁判をテレビやラジオで初めて世界に伝えた実話。
TVショーの目的は大虐殺の残酷さと、そして実行した人物は怪物ではなく皆と同じ人間なんだ。誰でもファシズムになりえるのだということを学ぶ為だということに納得した。
生存者の証言をアイヒマンは微動だにせず聞いていたのを見て「なぜじっと座っていられる。お前は何者なんだ!」と監督が逆上するのが印象的だった。
今でこそサイコパスという簡単な言葉があるが、そうではないのだ。というのを訴えたかったのだろう。
自分はそうならない。なんて言いきれない怖さ。誘惑に負けない強さを学んだ。