このレビューはネタバレを含みます
ラマヌジャンの存在を知ることができたのは良かった。
そして、”西欧中心主義”に異を唱える視点の提示は重要。
ただ、映画としては残念な印象。
最大の要因は、これはもう個人的な好みだが、特にインドでの描写がメロドラマに過ぎて、いただけない。
あとは、ラマヌジャンとハーディ教授それぞれの人物像を、もう少し丁寧に掘り下げてほしかった。
シーン割が、気忙しい感じもした。
そして欲を言えば、数学の「美」を、ド素人にもわかるように表現してもらえると、もっと楽しめたなぁ。
「神から与えられる」という感覚を少しでも共感できるような脚本だとよかったな。難しいのだろうけど。