20代後半の時期に付き合ってた彼女と劇場初日に観に行った思い出の映画。
当時僕は、ある職に就くために勉強をしていた。そしてそれを理由に彼女とは結局別れてしまった。少しこの映画に重なる部分がある。
ついこの前まで、自分の選択に後悔があるのか、この映画を観ることができなかった。
今は最後まで辛さを感じずに観れたので、気持ちが前向きになったのだろう。
この映画の終盤で、2人の「もし〜だったら」という違う世界線を描いた描写がある。
「もし〜だったら」というのは、考えだしたらきりがない。違う選択を同時には生きられないのだから。どっちが正しかったのかなんて分からない。
僕は迷うと弱くなってしまう。そんな時は、面倒だけど、迷宮を進むように、違う道だったらもう一度やり直せばいい、と考えるようにしている。
素人目線だが、映画の構成について、このシーンはもう少しぎゅっと縮めた方がいいなぁ、と思う所が多々あったので、その点をつめればテンポがいいのかなぁ、とも思った。