元々ミュージカル映画に苦手意識はあったけど、やっぱり苦手だと再確認した…
なので、この作品が悪いとかではない
感情の機微を一番見たいところで急に歌と踊りに切り替わると冷めてしまう
ミュージカルって行動心理や感情のグラデーションがわかりにくいと感じる
ケニークラークやセロニアスモンクは革命児だという友人も伝統を守りたいセブもどちらの考え方も理解できる
それでも、セブが最終的に選んだ先は"結果として"正解だった
映画みたいに夢を叶えられる人ばかりじゃないよねと思ってしまうあたり自分は捻くれてるなぁと思う
でもこの映画の中では二人にとって孤高に夢を追いかけることがお互いにとって必要で夢を叶えるための代償だった
ラストシーンは後ろ髪を引くお決まりの展開でわからなくもないけど、やっぱり歌と踊りになることで没入感から一気に脱線させられてしまった
