このレビューはネタバレを含みます
とても評価の高い作品だしミュージカル映画だし、いろいろな要素の先入観からハッピーエンドだと思って安心してみていたから、油断していた。柔らかいところを刺された。
人生としては夢を叶えたハッピーエンドのはずなのに、、
恋愛系のバッドエンドにはめっぽう弱いな…笑
夢に向けて、人生で一番初めの大事な日と言っても過言ではない、ミアの一人芝居の舞台。一番いて欲しい人が来なくて、ただでさえ緊張する日なのに動揺が演技に少なからず出てしまうだろうなと。その上で、酷評されてるのを聞いてしまって、そういうことがあった時にの心の支えでもある張本人がいないわけだから、そりゃしんどい。泣いた。
そして最後のシーン。ミアは今幸せを掴んでいて満足していて、最後微笑みかけて終わるんだろうけど、セバスチャンの方は未練があるように見えてしまってダメだった。泣。
セバスチャンももともとの自分の夢は完全に叶えているんだけど、ミアと一緒にいる未来も新たな夢抱いていたように思えてしまって…もう手の届かない存在になってしまった彼女への喪失感と寂しさを胸のどこかで抱えながら、今手に入れた幸せの中で生きていくんだと思うと、どうしてもハッピーエンドには思えなかった。
ミアが一生愛してるわって言った側なのに未練なく今の生活を選んで、最後微笑みかけて去っていくのが、とても女子って感じだった笑
これは私の勝手な一つのステレオタイプがあると思うけれど笑