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ラ・ラ・ランドのDIZのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャパンプレミアとフィルマークスさんの試写会にて。

ライアンも言ってたけど、ララランドはテレビやスマホで観てほしくない、映画館という場所で観て欲しいです。
公開されたらすぐさま映画館に向かって。
1800円であの世界にトリップできるなんて安すぎる。
6年かけて丁寧に作られた作品をリアルタイムで観れることに本当に感謝です。

日本では映画館で映画を観ることに価値を感じない人が多いから、ララランドで革命が起きて欲しい。
映画は映画館で観るものなの!
そのことに多くの人が気づくきっかけになると思う。
そのくらい誰の心にも響く傑作ですよ。
間違いない。


以下、ネタバレありの自分なりの解釈。

セブズにミアが来て、セブは二人の思い出の曲を弾いた。
セブはミアのためにずっと待っていたんだと思う。
でも彼女はセブの知らない間に大人になって、幸せになっていて、セブはそれを悟りあのラストの表情なのだと思う。
本物の愛を見た。


ララランドはミアの物語なんだと思う。
ミアとセブの物語に思えるんだけどラストの回想がミア目線すぎる。
セブの夢は叶ってない気がする。

現実では二人とも夢を叶えてるんだけど、二人一緒になる夢だけは叶わなかった。

二人はお互いの夢を叶えるために出会ったのであり、二人が一緒にいたら夢は叶わなかった、というなんとも人生は自分の思い通りにうまく行くわけではないという苦味を描いていて素晴らしいと思う。

夢を諦めそうになったとき、自分を応援して、信じてくれる人がいることの素晴らしさ、自分だけでは夢をつかむことができない、人との繋がりの尊さをミュージカルで描いている。

ただのラブストーリーではなく、人生の苦み、尊さ、夢を見ることの美しさと狂気じみてても好きなものを突き通す勇気の大切さを教えてくれる。
ララランドは私にとってそういう映画に思える。
この映画に出会えたことこそが、宝物という感覚。
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