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ラ・ラ・ランドのsのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャパンプレミアにて鑑賞。
ずっとずっとこの日を待っていました。
そして大好きで大好きで憧れの遠い存在だったゴズリングに会えたことが何より幸せでした。

これは映画史に残る映画と断言できる!
この映画は多くの人々に愛され、次の世代、次の世代へと語り継がれていく映画だと思う。好きな俳優が出てるから評価が高い?そうじゃないんです、映画として本当に素晴らしい作品でした。

物語の始まりで既に私の心はガシッと掴まれました。多分多くの観客が最初でもう引き込まれたに違いない。音楽、衣装、ダンス、カメラワーク、撮影風景が新しくて独創的でついついリズムに乗っていた。そしてララランド撮影ほとんどがカットなしの長回しだそうで、どうやって撮影しているんだろうと思った。まるで自分が映画の中に溶け込んでいるかのような迫力感。

デイミアン・チャゼル監督といえば「セッション」ですが今回も同様、キャストの持っている、眠っている魅力的な力を引き出すのが上手いと感じた。それだけキャストをよく見ているのだなぁと思った。

本編ではどこか懐かしさを感じる場面が多かった。lovely night danceでのシーンは「雨に唄えば」など連想させる。
他にも「ロシュフォールの恋人」「シェルブールの雨傘」「ムーランルージュ」など連想させられるシーンが詰め込んであって、気づかないだけでまだまだ他のミュージカル映画要素がありそうで、次回はその点も注目して観てみようと思う。

場面が切り替わるシーンや場面が円形になって切り替わるシーンなどが親世代やその前の世代の映画のようでそういった魅せ方も素晴らしい。

またなんといってもゴズリングの演技。
ピアノは3ヶ月の特訓で弾けたとは思えないほどの美しい音色。そしてやっぱりゴズリングは表情で語ることが上手い俳優であると再確認した。
ゴズリングとエマの歌声やダンスには気持ちが込められている。

台詞が全くなく、音楽とダンスシーンのみのシーンでは心で映画を感じ、ミアとセバスチャンの気持ちを感じることが出来るのでドキドキしましたね。
2人が恋に落ちるシーンでは観客のほとんどが甘酸っぱく思ったはず。恋した時のドキドキが映画と一体に感じられたのです。

ラストのシーンにかけて涙が止まらなかった。まさかこの映画で泣くとは思っていなかった。これほど美しい終わりはなかなか観たことなくて、思い返す度に泣いてしまう。賛否が分かれています私は好きでした。夢と現実を隣り合わせにしていて、お互いを成功へ導いた人であり、2人が夢を掴む通過点を特別なものに表したものでとても好きでした。

ララランドでは常に夢と現実が隣り合わせで並んでいた。

夢を実現させるには簡単なことではない、でも夢を追い続けることが大切だということ。こうでありたい、この選択を選んでいたらもしかしたら変わっていたかもしれないと思い続けても現実は変わらない。しかしそう夢を理想を思い描くことはとっても大切なことだと伝わる。最後のセバスチャンとミアのお互いを認め合い自分を認め合い受け入れた姿は前向きになれた。

本当にまだまだ語りたいところですが、凄く長くなってしまったのでこの辺で。簡潔に感動を伝えられるように、また今度整理して書いていきたいと思います。

最後に、この作品に出会えて本当に良かった!監督、キャスト、スタッフ、この作品に関わった全ての方に感謝です!!
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