のうこ

ラ・ラ・ランドののうこのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ラストの反復で、回想かと思ってこいつ殺すと思ったが、回想ではなく、二人の出会いがこうありえたかもしれない過去として映画の嘘で過剰に作られていくのがたまらず泣いたが(ただのダイジェストみたいになって途中で停滞してるけど)また現実にもどり、それも回想めいたものと知る。涙を返してくれ。そういう嘘が見たかった。あそこで終わればまだ良かった。ラストの見つめ合いもいいんだが、それよりもなぜあそこで終わらせないのか。音に引き寄せられたり(見せ方は微妙だが)、車のロックを離れたところから開けようとして、車を探すとことか、好きだったなー。そのことに監督の意識が及んでないから、のれないけど。

街の映画だけど、その点ではあんまり好きじゃない。
一番良かったのは回想めいたラストのシーンの中で、作り物のロサンゼルスで踊る場面。

セブのジャズ観がどうのこうのとかどうでもいい。
正しくある必要ないから。
異常なものは異常なものとして見ればいいと思う。
のうこ

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