ミュージカル映画らしい歌とダンスのハッピーな雰囲気から始まり、主人公やキャストの衣装が原色で包まれていて、背景と合わせて色の鮮やかさが印象的。
個人的な感想だが、心に残るというよりは、心を揺さぶられる映画。
前半の華やかなミュージカルシーンは何処へやらといった展開なので、楽しさ、ハッピーさだけを求めている人にはお勧めしない。
主人公の男女が夢を追う途中で出逢い、惹かれ、苦悩していくストーリーで、前半のハッピーな雰囲気のまま進行していくのかと思いきや後半からはシリアス。
私自身が少し弱っているときに観てしまったせいか、号泣してしまった。
感動ではなく、ただただ辛くて涙が止まらず、ラストではグッタリ泣き疲れ。
ラストシーンは何度思い返してもツライ。
人生は夢も愛も手に入れて上手くいくことのほうが難しい。それは理解できる。
けれど、非現実的なシーンの多いミュージカル映画でこの現実さは少し消化不良。
この映画を観たことによってダメージを受けてグッタリはしているが、観たことへの後悔や批判はなし。
