湘南蔦屋書店映像

ラ・ラ・ランドの湘南蔦屋書店映像のレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.0
『セッション』のデイミアン・チャゼル監督が贈る現代のミュージカル映画。
オープニングのミュージカルシーンは圧巻です。
夢を追う男女を描いていており、ラブストーリーともヒューマンドラマとも捉えられます。
「芸術家を夢見る若者」と、「芸術を生業とする厳しさ」という、『セッション』と同じテーマを描きながら、漂う雰囲気はまったく異なり、そのふり幅に驚かされます。


たくさんのオマージュが散りばめられており、往年のミュージカル映画(『雨に唄えば』、『バンドワゴン』等)を観てから鑑賞するとより一層楽しめるのではないでしょうか。
同じく夢追い人が主人公の『マルホランド・ドライブ』は、ハリウッドの闇を描いています。
一見真逆の雰囲気の映画に見えますが、『ララランド』とセットで見ると、意外にも似た部分を発見できます。


たくさんの映画の要素を内包した映画です。
劇中に登場する作品も是非チェックしてみてください。