このレビューはネタバレを含みます
ネタバレってほどのネタバレでもないけれど。
見終わったあとに予告編の「夢を みていた」って、あのナレーションを思うと切ない気持ちになる。夢を叶える街で、夢をみていた。道の途中に出会って、それぞれに夢の方向を示しあった二人。ラストの回想シーンで、こんな人生もあったかもね。それもきっと幸せだった。それでも、選んだ。『今まで』をやわらかく肯定しあう二人の微笑。セブがまたカウントをはじめるところで、エンドロール。音楽も日常もまた、続いていくのだ。
『グレイテスト~』と比較されるけど、どっちも好き。ダンスはまぁ見劣りするかもしれないけど、素人っぽさが抜けないのがむしろ作品の雰囲気にはあってたんじゃないのかな。