ゆう

ラ・ラ・ランドのゆうのネタバレレビュー・内容・結末

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

哀しさという美が、究極に表現されている作品。
綺麗な夜景の中こんな人に惹かれ合うわけないと歌って、結局惹かれ合っていた始まり。
これでお別れだと泣きそうになった後、始まりの時と同じようなセリフを言う。
最後のシーンでは、
「もしこうだったら」「もしこうしていたら」で2人の物語が進んでいき、
段々ちぐはぐになってくる。
今とどっちがよかったのか。
そして急に現実に引き戻される。
どっちがよかったのか
それは永遠にわからないけど、
2人ともうなずいて、前に進む。
セブの鼻頭には微細に涙の跡が見える。
「これでいい、よし。」の2回目のうなずき。

音楽に乗せながら、夢と幸せというテーマを見事に表現している。夢は、追いかけてる間が1番幸せなのかもしれない。普通が1番幸せなのかもしれない。それでも、夢に向かっている最中の2人は自由で生き生きしてた。どんな結末であっても、お互いがお互いにとって人生の宝物であることは変わらない。
見れば見るほど味が増す作品です。
ゆう

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