Henrye

ラ・ラ・ランドのHenryeのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
1.4
ダメだった方の意見として

ミュージカルは、the Beggar's Operaをベースに忘れないで欲しい。それは1728年に完成されていた結論。
「現実は幸せじゃないんだ」
しかし舞台は、ハッピーエンドでなければならない。だから、マクヒースは甦る。

私個人が、かつて舞台に憧れ、夢を見て、壁の厚さに打ちのめされたもので、真実も嘘も知った。一時期は観るのも聴くのも嫌になったほど。
それでもやはり、ミュージカルに帰って来れたのは、たった一つのシンプルなエネルギーがあるからだ。

しかしこの映画にはそれが無かった。
虚構とか理屈じゃない、そして現実なんか感じさせるんじゃない。人を視覚的に感情的にサプライズを演出する、マジックのどこに現実があるか?
手品師は詐欺師かもしれない。それでも観客に笑顔を作る。
それと同じなんだよ。
作品として評価されるのは理解する。『ミュージカル』そのものに求めることをせず、映像作品として完結されているから。

あと恋愛でゴタゴタしていた点では『勝手にやってろの棚』に入りました。
Henrye

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