Whiteman

インクレディブル・ファミリーのWhitemanのレビュー・感想・評価

4.1
前作から変わらない時間経過を違和感なく観客から伝えられることがとても上手いなと思った。
その中の1つで、吹き替えキャストの続投。前作より何年も経つが違和感ない声で安心しました。

物語が始まって冒頭からインクレディブルファミリーとしての活躍。チームワークがよく出来ていて、冒頭から映画に引き込まれていきます。

今回は予告編でもある通り、イラスティガール(ジャックジャック)のメイン回ということもあり、イラスティガールファンには嬉しいと思う。
イラスティガールとしての単独ミッションもすごく良くて、一言にアニメとして片付けられないヒーロー映画っぷりを発揮していた。


ここまではすごい満足だったんだけど、終盤はちょっと自分が観たかったインクレディブルファミリーじゃなかったかなぁ。
タイトルにもある通り、”インクレディブルファミリー”での活躍を期待してた自分はそれぞれ家族は自分の能力をフルに発揮して力を合わせて欲しかった。
力の振り幅が不安定なジャックジャックがいるのは仕方ないにせよ、ちょっと消化不良っぽい感じだった。

今回のメインヴィランも前作シンドロームのように印象がないのであまり燃えない。
これはシンドロームのように最初から敵としての発表が無かったからこれもしょうがないけど。


まぁそれでも、並以上の面白さは健在だったのですごく満足でした。
なにより自分がまず期待していたこと、それは映像の進化。
前作とは結構年数が経つので仕方ないことだけど、前作はCG処理があまくジャックジャックを洗ってるヘレンとか街を歩く人たちとか今見るとちょっと違和感ある映像が何箇所かあったのだが、今作はそれは一切感じずただただ感動しました。
動きも滑らかで、仕草もより現実の人間っぽい動き。これだけでも見てよかったと思える映画でした。
ご静聴あざーした。
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