きざし

LION ライオン 25年目のただいまのきざしのレビュー・感想・評価

4.2
ゴールデングローブ賞が発表されてから、気になってた本作!!


や~~っと観ることができました!ヽ(*´∀`)ノ🎶


インドの片田舎でお母さんと、お兄ちゃんと、妹と暮らす、
五歳の少年サルー。

お母さんは、石を運ぶ仕事をしている。

それを、可愛い手で手伝うサルー🎵
 

大好きなお兄ちゃんは、まだ少年ながら夜も仕事を探して家計を手伝っている。


わずかな牛乳すら貴重で、
市場で見かける揚げ菓子は、サルーにとって、憧れの存在❕(*‘ω‘ *)✴✴✴


いつかは、あの揚げ菓子を店ごと買い占めてたんまり食べたい!!😂
なぁんて、、、゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚


けど、貧乏ながらも幸せな暮らしをしていたのに、、、




あなたは、子どもの頃に迷子になったことってありますか?


私は幼い頃、めったに会わない遠い親戚の家に母と、妹と一緒に遊びに行きました。


そこには、同じくらいの年頃の男の子が3人いて、
彼らについて、外に遊びに行ったはいいけど、


途中ではぐれてしまって、、、。゚(゚´Д`゚)゚。


その家の方の名前も知らないし、ここがどういう名前の土地かも知らない!!


泣きながらさまよってると、おじさんが声を掛けてくれて、

しばらくして、親たちが探してるところに出くわしたので、
一件落着でした…!!!

あとでその男の子たちは、めっさ怒られてて気まずかったけど…!(笑)


あのときの恐怖、不安な気持ちが蘇ってきてサルーがお兄ちゃんを探すシーン、
全く知らない土地で、一人さまよう姿を観ててソワソワしました…!!(* >ω


だから、迷子になるってことは別に珍しくもないんだと思います。

サルーの運命を変えたのは、彼が回送列車に乗ってしまった事!!!

遠く離れた土地に来たサルーを待っていたものは、、、



彼が現在に至るまでの過程が、とっても丁寧に描かれています。


運良くいい人にめぐりあい、何不自由なく幸せに育ったサルーだが、

あの揚げ菓子の思い出が、彼を故郷へと呼び覚ます!!!



なんと!?
グーグルマップを使って、故郷を探そうと試みるサルー…!😲👐


これが実話というのだから、目からウロコです👏👏👏


個人的にとても印象的に残ったのは、サルーを引き取ってくれた
ニーコルキッドマン演じるご夫婦。


サルーの後に、彼らはもう一人サルーより少し大きな子どもを引き取るのですが、

彼はサルーと違って感情の起伏が激しく
時折ものすごい癇癪を起こして暴れだす‼


そんな暴れる彼を無理やり抱き締めてなだめる彼女、、
彼女も、少年も、涙を流しながら、、、



そうやって、まっさらなまま生まれ育ったわけではない、
過去に大きなトラウマを抱えた少年たちを引き取って育てることは、

並大抵の努力じゃないはず。


だけど、彼女の考えは違った!!!

私には、到底思い付かないその心構えに、

彼女の天命を全うしようというなんの迷いもない真っ直ぐで清らかな心に、頭が下がる思いでした。



感動のラストも、必見です!!


サルーは、無事お母さんに会えたのか?


その後のお兄ちゃんの行く末は…?


そして、このタイトルの本当の意味は…!?

 
その意味を知った時、
あなたはあったかい心で満たされて見終えることができるでしょう‼


なんとも清々しさと温かさが充満した、素晴らしい作品でした♪
きざし

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