森本実言

LION ライオン 25年目のただいまの森本実言のレビュー・感想・評価

4.4
この映画は実話をもとに制作されている。私はこの映画から"本当の自分を探す"ということを強く感じさせられた。
主人公であるサルーは、里親で何十年も暮らしたが、故郷や生母、実の兄など自らのアイデンティティとなるものが欠けていた。それを見つけるべく、膨大な時間を費やす。
生母との再開を果たした時、サルーは曇っていた心の中に、光が差し込んだように黄金に輝く涙を流していた。本当の自分(名前)を見つけたのだろう。
私は学生だ。本当の自分が何なのか、探したこともない。何不自由ない生活によって、物事が霞んで見えているのかもしれない。これを機に少しずつ"自分探し"をしていきたい。
森本実言

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