akubi

マスクのakubiのレビュー・感想・評価

マスク(1984年製作の映画)
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最初の20分くらいで、もうすでにきみのとりこだったよ。きみは苦しみを、優しくて煌めく夢のような詩にする。ママは独りで哀しみと苦しみを抱えこんでいる。きみのいまのせいいっぱいの青春と、いつか思い出すだろう美しい記憶の数々は、だれかのどうしようもない悲しみをきっとやわらかく包むのだろう。

『好きなもの。木の上の猿。舌に落ちる雨粒。顔にふりそそぐ太陽。
うんざりするもの。髪の毛についたほこり。靴にあいた穴ぼこ。空っぽのポケット。顔にふりそそぐ太陽。』
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