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風の慕情のseapony3000のレビュー・感想・評価

風の慕情(1970年製作の映画)
3.0
彼氏にプロポーズされるもキョトンでかわす吉永小百合。いきなり会ったこともない姉を探しにオーストラリアへ。はじまったばかりここまでのテンションが異常で打ちのめされる。シドニー空港で出迎える訳あり風の石坂浩二に振り回されているうちに恋に落ちたのか自ら抱いてとまでハッテンぶりをみせる小百合。ギャングスタの手下に追われるや、姉の香山美子を追ってマニラへ移動。外国だからって雑な展開に呆れるうちに、戦争の傷問題に話は流れていく。大勢の名前が刻まれた戦没者記念館に無数の白い十字架の墓地。ここで長々とエモーショナルな纏めに入ってくる。冒頭で風に揺れていた青紅葉の葉は、尊い人命を表しているんだろうなと思うけれども、お別れを前に石坂浩二による小百合さんに対する説教「ひと握りの愛を知らずに死んだひともいるのに、結婚を迷ってるなんて贅沢だよ。彼と結婚したまえ」余計なお世話だヘイちゃん。脚本は橋田壽賀子。納得…!
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