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零のかなたへ~THE WINDS OF GOD~のmhのレビュー・感想・評価

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元は舞台劇の「WINDS OF GOD」の三度目の映像化で、これはテレビドラマ版。
物語上の少々の不都合を役者さん自体の魅力と軽妙なセリフで彩った一回目の映画化は原作に忠実だったとのこと。
いってんこちらは、演技が下手くそにみえるぐっさんと泉ピン子がいて、原作の良さが損なわれているような気がしたんだけど、まあ、このあたりは個人の感想。
特攻の母をモデルにしたようなこのドラマオリジナルの役を泉ピン子がやってた。啖呵切る長セリフでだんだん訛ってくるので、そういう設定なのかと思ったけど、ただたんに訛ってるように聞こえただけだったみたい。
テレビドラマを作り慣れているスタッフが手がけているせいか、うまくまとまっているように見せている(具体的には物語上の欠点はうまく省略してている)のがいい点だった。ただしいかにもテレビドラマっぽいチープなBGMはもったいなかった。
サイコパス上官のくだり(クリスチャンの学徒兵をいびる)あったあったと、懐かしく思い出す。
1作目をみたのがもうだいぶ前で、ラストを忘れてしまっているのだけど、これとは違ったような気がしたんだけど、どうだったっけ?
荒削りな魅力に溢れた1作目が良かったかなぁと思った。
面白かった。
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