ちゃか

orangeのちゃかのネタバレレビュー・内容・結末

orange(2015年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

予告編を見て、とても面白そうな予感がしたので本作を鑑賞しました。

が、しかし、、、。

その期待を裏切るかのような作品でした汗

あまり辛口な評価をしたくはないのですが、正直、ツッコミどころが満載すぎました。。
まず、誰もが気になるタイトルの「orange」の意味がわからないまま映画が終わりを遂げます。笑
主人公がオレンジジュースをひと口飲むシーンにしかタイトルに関係するものがありません笑
一応、原作があるみたいなのでそちらにはもしかしたら記載されてるのかもしれませんが、、とはいえ、さすがにタイトルの意味がわからないまま終わらせてしまうのはちょっと無いなって気持ちになりました。
まぁ、orangeにしたほうが青春映画っぽさも出て雰囲気良さそうな感じもしますが、もっと内容に沿ったタイトルを付けるべきだったと思います。
もしくは、手紙で未来のことを知れるのではなく、例えば果物のオレンジを使って未来のことが分かるみたいなストーリーにしたほうが良い気がしました。

また、演出や見せ方自体もツッコミどころが多いです。本編では、10年後の未来から手紙が届いてることが当たり前の現実かのように見せられています。タイムリープ系映画は普通、そういう不思議な世界観を視聴者に分かりやすく編集のエフェクトなり、見せ方なりで演出して、視聴者に時間の行き来の違和感を感じさせることがないようにするのが鉄則な気がします。
例えばデスノートの映画みたく、空から手紙が降ってきたり、もしくは、ある日の学校帰りにポストを開けると手紙が入っててそのポストには不思議な魔法がかかってる等のような演出にしても良いんじゃないでしょうか?
驚きの描写が一つもなく淡々と事が進んでる感がやばいですw

そして、セリフも中々酷いです汗
ラストに「翔を救えて良かった」のようなセリフがあるのですが、1ミリも救えてません笑
救えたのは10年前の翔の気持ちだけでしょwってツッコミたくなりますw
その他にも多数、頭を抱えてしまうようなセリフがあります。。。

まぁ、上げだしたらキリがないのでこのあたりでやめときます笑

上記のように辛口な評価ばっかですが、勿論、良かったところもありました!

お母さんのありがたみを感じられる作品としては、すごい良かったです!
社会人になって実家を出た方が、本作を観ると、「あ、しっかり親孝行しないとな」って思わせてくれる作品になっています。

あと、全体的にテンポ感よく事が進むので、見飽きることは無かったです!
脚本の詰めの甘さが逆に、功を奏した気がします。それはちょっと言い過ぎですかね?笑

とりあえず、世の中のことをあまりまだわからない純粋な気持ちの中高生の頃とかに観ると、良かった!ってなる作品かもです!
僕は、もう既に気持ちの純粋さを失ってしまっているので結構辛口な評価をつけるほどになっちゃったって感じです笑
ちゃか

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