りおー2号

マネー・ショート 華麗なる大逆転のりおー2号のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

たしかにみなさんがレビューで書かれているとおり、私もこの金融用語のオンパレードは正直サッパリだった。
だから家に帰って一応有名とされる某大学の政経学部に通う(いつも見下していて、私から見れば馬鹿丸出しの)兄貴に(一応)聞いてみた。そしたら(案の定&想定内の答えだけど)「いや、全くわからない」と。そして(言わなきゃいいのに)言い訳がましく「オレ、どっちかっていうと政治のほうだから」と言い訳になってないことを言った。
スンマセンでした。聞いた私はあなた以下の猿です。

でも映画は、そんな猿の私でもわかる、特別むずかしくない映画だった。
要は、「金融業界の悪い大人たちが超テキトーなことやってて、それをブラピとかが、こいつら全部嘘っぱちだぜって見抜いて、アメリカ経済が崩壊するかどーかの丁半博打をするって話。ブラピらはは崩壊するほうに当然賭けて、やっぱ崩壊した。だから彼らは博打に勝ってめちゃ儲かった。でもそれって結局のところ、オレらが生きてる社会が崩壊したわけだから、うぇーいって喜べなくね?」っていうすげー皮肉な映画ってだけ。だからアクション映画みたいな、うぇーい感はゼロ。ナッシング。
この監督の「ウォール街でクソみたいな仕事をしているクソがのほほーんとしているのがクソマジ許せん! 怒」っていうのは伝わった。だから私は、面白いとか面白くないとかいう感想はなくボンヤリとしてて、この映画のメッセージには「お、おう・・・」としか言えない。

ま、この金融資本主義っていう世の中が相当腐っているのは勉強にはなったけどね。猿のわたしにもそれだけはわかった。
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