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マネー・ショート 華麗なる大逆転のsatwoのレビュー・感想・評価

3.8
サブプライムローン問題を題材にしたノンフィクションを織り交ぜた三つの物語。

サブプライムローンを天文学的な数字での損失をもたらすのに大きく寄与したのが、実はこの物語で中心に扱われる保険兼商品であるCDSです。

何でもかんでも投機対象にして、(リスク分散の名の下)かつ混ぜこぜにして、世界中にばらまいてしまい、巨大なバブルになってるのになかなか観測できない状況になってしまったその当時、ビッキーーンって気づいたクリスチャンベール(役名マイケル・バリー)マジやばい!

あの頃の状況は本当に忘れらんないし、その後の銀行に対する政府の対応についてもマークバウムの怒りの通りでありました。

さて、今もまた、世界は金余りでその投機先を探してイナゴのように襲いかからんとしております。
世界は変わらんのですね。

※サブプライムローン問題については宝島社新書から刊行された下記を読むとよく理解できるかと思いました。

サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 (宝島社新書 254) https://www.amazon.co.jp/dp/4796661557/ref=cm_sw_r_cp_api_i_z6YdEbJMTVGRQ
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