くう

最愛の子のくうのレビュー・感想・評価

最愛の子(2014年製作の映画)
3.5
試写会。
事実ベースの社会派物語。
生みの親か育ての親かなどという単純な話ではなく、そこにかの国の一人っ子政策や地方と都市の経済問題、貧富の問題も絡んでくる。
親たちみんなの気持ちが解るのでとても辛い。
子供の成長も時に残酷だな…と思った。3歳だもの…そりゃ忘れるよね。
そして一番断罪されなくてはならない存在が無い中で代りに責められる人の辛さ。この人も本当は失った物は同じなのに。
失った物が同じでも過程が違うから同情もされず一緒にもいられない。
たった1人で世間と闘う。

ラストのモヤモヤした余韻。
あーーみんな、幸せになってほしい。心からそう思う。
くう

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