てぃらみす

ジーザス・クライスト・スーパースターのてぃらみすのレビュー・感想・評価

4.0
大・大・大好きなミュージカル作品。現在劇団四季版が上演中で、昨日観劇して明日も観劇するので(狂ったヲタク)、今日初めて映画版を見ました。

「劇中劇」という形式を取ってるのがなんとも新鮮。全体的に当時としては前衛的な演出で、キリストの物語を描いてるのに戦車は走るし戦闘機は飛ぶし、結構ぶっ飛んでて面白かったです。

当たり前ですが、英語詞+日本語字幕なので情報量が多くてわかりやすかったです。劇団四季版は宗教色をやや排してるのか、日本語に訳すのが難しかったのか、歌詞だけだとわりとぼんやりした内容になってるので…。

そして映画ならではのロケーション!だだっ広い砂漠を、衛兵に捉えられたジーザスがよろよろと歩く姿は、彼自身が【神】なのではなく、あくまでも神の手の上で踊る【神の子】なのだということがより浮き彫りにされてるようでした。

長い髪を風になびかせながら、天に向かって問いかける♪Gethsemane♪、ジーザスの切実な想いが溢れ出る歌唱で思わず聴き入ってしまいました。

「最後の晩餐」の構図が一瞬レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたあの絵になるのがおしゃれ演出すぎる…!

そしてどのバージョンを見ても、私はユダが好きです(告白)
てぃらみす

てぃらみす