このレビューはネタバレを含みます
トムアットザファームもそうだけど、
戯曲を元にしたドランの作品て凄く好き
ぼやけて霞む画面と
睫毛が数えられるんじゃないかってくらい鮮明なクローズアップの多さ。
鳴り止まない時計の音と
映像とリンクし続ける音楽。
止まない言葉に会話に意味はあるか。
意味はなくとも、とにかく会話を続ける必要がある、凄まじい言葉の羅列
迸る感情と形にできない感情と滲み出る愛とが交差し続けた結末
カトリーヌの存在が絶妙なエッセンス
ドランが撮る、役者達の目って本当に凄いんだ、、、
ルイのウィンク
恐怖を言葉にしながらも自信たっぷりのあのウィンク
全員が居合せる場では誰1人として目が離せない!
ルイは本当に何も話さない。
髪の毛と唇と睫毛が語る
マルティーヌがルイに向けた言葉
「理解できない でも愛してる」泣いた!
他作でも見られる真上から撮られる食べ物、首重視の後ろ姿、画面に送られる視線
派手な服、ケバい化粧、ボロい靴
15才のルイもたまらん
色彩鮮やかな回想シーン
不器用で意地悪なコミュニケーション
ミスコミュニケーション
居心地のいい不幸より幸福
ドランの描く感情に限界はないと思った(笑)