lisa

たかが世界の終わりのlisaのネタバレレビュー・内容・結末

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

トムアットザファームもそうだけど、
戯曲を元にしたドランの作品て凄く好き


ぼやけて霞む画面と
睫毛が数えられるんじゃないかってくらい鮮明なクローズアップの多さ。
鳴り止まない時計の音と
映像とリンクし続ける音楽。

止まない言葉に会話に意味はあるか。
意味はなくとも、とにかく会話を続ける必要がある、凄まじい言葉の羅列

迸る感情と形にできない感情と滲み出る愛とが交差し続けた結末

カトリーヌの存在が絶妙なエッセンス

ドランが撮る、役者達の目って本当に凄いんだ、、、
ルイのウィンク
恐怖を言葉にしながらも自信たっぷりのあのウィンク

全員が居合せる場では誰1人として目が離せない!


ルイは本当に何も話さない。
髪の毛と唇と睫毛が語る
マルティーヌがルイに向けた言葉
「理解できない でも愛してる」泣いた!
他作でも見られる真上から撮られる食べ物、首重視の後ろ姿、画面に送られる視線
派手な服、ケバい化粧、ボロい靴
15才のルイもたまらん
色彩鮮やかな回想シーン
不器用で意地悪なコミュニケーション
ミスコミュニケーション
居心地のいい不幸より幸福


ドランの描く感情に限界はないと思った(笑)
lisa

lisa