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たかが世界の終わりのpommeのネタバレレビュー・内容・結末

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

家族は家族としか言えない。とドラン監督は話していた。
家族とはひとつとして同じ形はないと思う。私の家族はこの家族とはかけ離れているし。また、家族であってもお互いを理解できているとは言えない。なかなか世の家族がどうなっているか見ることは出来ないので、こういう家族もあるし、これでいいのか、と少し安心したところもある。
母親役のナタリー・バイがよかった。どぎつくておしゃべりでフランスの母親感があってリアルだったし、それでも息子が帰ってくるからとオシャレをしたり、息子たちのことを気遣った言葉をかけてあげたり、香水どう?という口実でハグしたり…愛情の深さが垣間見えて少し羨ましくもあった。

原作 舞台劇 ジャン=リュック・ラガルス『まさに世界の終わり』
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