面倒くさいコトを 面倒くさいヤツが
面倒くさいヤツらに 面倒くさい伝え方をする
ホント面倒くさい映画…
きっとまだドラン慣れしてないのだろう…
とりあえず そう自分を納得させるコトで なんとか本作をギリ咀嚼するしかない
彼のネガティヴな視点にはさ 家族って括りの在り方の複雑性に 拍車をかけるような説得力があるんだよなぁ
俳優陣の決して重くない存在感も絶妙だったし…
言ってしまえば親や兄弟なんてったって 血縁って縛りだけで義務的に互いを愛し合ってるかのように そう自分達に言い聞かせてるだけでさ
結局は 受け入れ難いもんを斜陽に包み溶かしながら なんとかその体裁を保つので精一杯なわけで…
そこに 義姉っていう第三の存在の 冷静で温かみのある緩衝材が ここぞってタイミングでブレーキになったり 会話劇の舵取りをしてるのが 脚本の巧妙なトコだったなぁ
正直 決して二度は観たくないけども
キッパリと好きじゃないとも言い切らんような 何かと歯がゆい作品だったなぁ