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探偵ミタライの事件簿 星籠の海のBoschのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

あまりにも有名でいながら映画化されていなかった御手洗シリーズの初の映画化?しかし、本格物が人気がありながらも映画化されにくいのがよくわかる一作。
原作を読んでいないので何とも言えないが、一見無関係の事件が一つにまとまっていくストーリー展開は面白いが、個々の事件がどれも映像化されて観るとチャチで迫力がない。しかも話の展開も安直だし、そこに兄弟愛や史実上の謎をいれてもどれも盛り上がるどころか安っぽい展開にしかならない。
脚本がまずく、キャラに全く魅力が無いというのも大きいし、和泉聖治なんていう二流のテレビ監督を採用するから、サスペンス劇場程度の仕上がりで、これを映画館でみたら頭にくるだろうなぁ。予算のかけ方(ひどいCG)からみてもまともな映画作品にしようという意気込みは感じられない。唯一の救いは玉木宏がオリジナルのイメージに近いことか・・・。
このレベルではシリーズ化は無理だろうな。日本には海外でもヒットしそうな本格物が一杯あるだけに残念。
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