最悪(T_T)
2人の婆を捉えたドキュメント。ある意味、老害コメディ★
若干の学があって知的好奇心の旺盛な婆さん2人は【わきまえ】も知らず、ただ好奇心の向くまま世間を荒らす。
果てしない好奇心の渦に呑み込まれて、どんな卿説を賜っても2人の婆さんは満足しない。“知識欲”の飢餓地獄に堕ちる姿を哀れに描く。
なぜ、この2人を主人公に選んだのだろう？アメリカの経済成長の停滞を指摘(と言うより痛烈に批判)したい外国人の監督が、シャーリーとヒンダの言葉を通して「答えのない経済の暗路」を世に問いたかったからなの？
シャーリーとヒンダの、学生達を不安に陥れる狂信的な言動。常識から大きく外れた迷惑行為。
逮捕されてもオカシクないのに、こう言う「表現の自由」「言論の自由」が許されても良いの？
息苦しく「経済の成長」を呻吟(ｼﾝｷﾞﾝ)するシャーリーとヒンダは、社会に対して警鐘を鳴らす「炭鉱のカナリア」の役割を果たそうとしているのか？そして隘路(ｱｲﾛ)を抜け出す方途を、全く提案していない。
もっと楽しいお婆ちゃんのドキュメントかと思ったけれど…未来を危惧するのは分かるけど…ぜんぜん楽しくなかったよ(>_
