TVでやっていたので鑑賞。
伊藤計劃は、虐殺器官しか読んだことはない。
ジャンルがSFだと思っていたが、これは、SFというよりダークファンタジーと考えてしまう。スチームパンク風な世界観が曖昧で、アナログとデジタルが混在して、死者技術とは中途半端な印象。
哲学的思考や、死者をよみがえらせる部分においては、一種の錬金術をSFに置き換えたものなのだろう。
言葉が魂を証明するのなら、死者の言語機能を復元する技術が必要なのか? 哲学的ゾンビは魂が入っているのか?
イレギュラーの存在がザ・ワンである。
ネクロウェアは、言い換えれば一種のシンギュラリティである。
と、思ったらオートマターが出てきたり、そこから根本の部分が曖昧になってしまった。
ネクロウェアを操るのは音波というのが、滑稽すぎて、絵面に合わない。