■ 簡易メモ
息子と一緒に鑑賞し、息子は大満足のようだが、個人的にはかなり不満。
映像や大まかなストーリーは良いと思うが、歌って踊るのが苦手(?)でその場から逃げ出した『ルチャブル』に対して、
ピカチュウ「おい、ルチャブル!歌ってのはこんなに楽しいんだぜ!!お前も一緒に歌って踊ろうや!!さぁ、ルチャブル!」
と言いながら、本人の目の前で歌や踊りで説得する。
いやいや、何だよ…その最低最悪な説得はよ!!
てめぇーらは歌って踊るのに幸せを感じるのかもしれないけど『ルチャブル』はそれに恐怖してるんだよ!!
本人が嫌がっているのに、その行動はかえって歌や踊りが嫌いになる典型的な行動だ。
「やってのける 意志力を使わずに自分を動かす(著:ハイディ・グラント・ハルバーソン)」にも書かれているように、人は好きなものでもそれが義務になると途端にやる気を無くす。
例えば、
(読書が好きだった少年が、学校で「朝の10分間読書」と義務付けられた瞬間に読書をする気をなくす)
といった感じだ。
この例を鑑みると、ピカチュウ達がとった行動は最悪な手段と言えるだろう。
本作の場合は、たまたま『ルチャブル』が単純だったから問題解決出来たが、みんながみんなそうじゃない。
全国の子供たちが本作を鑑賞し、このような愚行をしないことを願うばかりだ。