ふーみん

マドモアゼルのふーみんのレビュー・感想・評価

マドモアゼル(1966年製作の映画)
4.8
村を襲い家畜を沈める水、夜を焦がす炎、散乱する死骸、木を伐る男たち、画面の大半を覆う森、虐殺とセックス。侵犯の力に溢れた映像だ。行かず後家の荒れ狂う倒錯は、哄笑する英雄の悲劇的な死を享楽することで漸く鎮まる。サスペンスやスリラーの心理劇でなく、神話的な根元に迫ろうとした作品と言える。
ふーみん

ふーみん